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源氏物語

天皇と色好み  源氏物語たより645

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     天皇と色好み   源氏物語たより645

  前回(たより643)は、桐壷帝の好色について考えてみた。誠に問題のある色好みであることが分かった。
  ただ考えてみれば、古代の天皇にとって「色好み」であることは、「ねばならない」必須の条件でもあったのだ。
  例えば『古事記』なども、子を産むことから始まっている。神々は次々と子を産んで行って、ついにイザナギ、イザナミの神を産んだ。この二神はまたまた子供を産み続ける。こうして淡路島をはじめとする大八島を産み、海を産み、風を産み、山を、野を、樹木を、穀物を・・そしてついに火まで産んだ。イザナミはそのために死に、イザナギがその穢れの祓いをしている最中に、天照大神が産まれた。そしてこの国が栄えていくのである。
  『万葉集』の最初の歌もまたそれに関連している。この歌は雄略天皇の歌で、天皇が野を歩いていると、丘で籠と串を持った美しい娘が草を摘んでいる。天皇はこの娘にこう呼びかける。
  『菜摘ます児、家聞かな、告(の)らさね。そらみつ大和の国はおしなべて我こそ居れ、しきなべて我こそ座(ま)せ。我にこそ告らめ、家をも名をも』
  「この大和の国はすべて私が統治しているのだ。お前の家と名を教えなさい」とのびやかに高らかにそして堂々と歌い上げる。どこの女ともしれぬ者に突然の求婚である。
  でもそれが当時の天皇に課せられた責務でもあったのだ。恐らくこの娘との間に大勢の子をなしたことであろう。
  平安時代の最初の天皇・桓武天皇などは、三十四人の子供を産んでいる。その子・嵯峨天皇は、なんと三十一人の后妃に五十人の子を産ませている。処置に困った嵯峨天皇は、多くの皇子女を臣籍に落としているほどだ。
  天皇は多くの子を産むことが仕事であり、それは天皇家の繁栄のみならず、国を富ますことに繋がっていった。
  桐壷帝は、物語に出て来る子が十人(そのうちの一人・冷泉帝は源氏の子)なので、桓武天皇や嵯峨天皇には及びもつかないが、それでもよく努力したと言える。こう考えて来ると「色好み」などと言ってはいけなかったことが分かる。

  今上天皇は、子供が三人。さらにその皇太子はたったの一人。これではあまりに寂しいし、国民も活力に欠け精力も出ない。どちらかと言えば、現在は秋篠宮(子が三人)の方が世間をにぎわわせている。
  国民も、天皇家を真似たように子供がみな少ない。そればかりか、結婚忌避でもしているように、独身者ばかりが増えていく。そうして、労働力の不足だと言っては外国人を大量に招き入れる。国の亡びを見ているようでなにか不安を感じる。もう一度古代に帰ってみる必要がありそうだ。


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